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執筆者の写真マダムYUKO

バンクーバーじゃない。

こんにちは。数秘学マダムYUKOです。


カナダに住んでます!と言うと、90%くらいの割合で、バンクーバー?ときかれます。カナダの首都はオタワであり、カナダの中で栄えてるのはトロントやモントリオール(ともに東海岸)なのですが、日本の人にとっては、カナダといえばバンクーバー、なのですね。なので今はもう、はじめから説明しちゃいます。「バンクーバーから車で5時間くらいのとこ。ケロウナっていう街です」と。



ケロウナというのは、カナダの中では一応「大きな街」という(謎の)扱いなのですが、空港はあるもののほぼプロペラ機だし、今はやりの「Social distancing/人との距離をとる」は意識しないでもできるぐらい人がいないし、東京出身の身とすれば、何もない田舎の街。その上、わたしたちが住んでいるのは、そんな田舎の「都市部」ではなく、街灯もないような山を登ったところにある一軒家。



キッチンからは湖と山が見え、ドゥードル犬ひなの散歩では鹿に会い、近所には馬を持っているお家が複数あり、夜中にはクーガーの鳴き声が聞こえる、というような、そんなところなのです。最寄りのスーパーは山道を70キロで下って15分。周囲にレストランもカフェもなく、わざわざ「何もないところ」を狙って作ったワイナリーが一軒あるだけ。公共の交通機関はないし、ピザの宅配もここまでは来てくれません。



あるのはとにかく、壮大な自然だけ。山。湖。空と雲。野生動物。木や花。この場所が好きか?ときかれると、よくわかりません。晴れた日に、青空と湖を見ながら、ひとり静かにしていると、ここでしか得られないような幸福感が生まれることがあります。ただ、寒い冬の日に、どんよりと曇る空を見ながら、ひとり静かにしていると、ここでしか感じないような不幸感が生まれることもあります。



今住んでいるのは7の家。7というのは、ひとりでこもり、内省する数字なのですよね。わたしの日々の生活も、まさにそんなこと。カナダサイズの大きい家で、社会生活がほぼない状況で暮らしていると、いやでも自分の心の中ばかりクリアに見えてきます。自分の心っていいときはいいけれど、そうでないときには、重荷となってのしかかってきます。気晴らしとエンターテイメントのない場所で住む、というのは楽ではない。強くならなきゃいけない。というのが最近、気づいていきたことです。





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